2023年4月9日日曜日

桜の季節、東海中高の生徒手帳、リクルート時代の海外出張、江副さんのことなど懐かしウィークエンド

 【2021/2/28(sun)】二宮、吾妻山に登る。道中、ブーランジェリー ヤマシタでパンを買って山頂でいただく。ご飯派の僕がパンを評価するのは難しいけど、これはすごく美味しい。デンマークで有機栽培された林檎から起こした自家製酵母と、ドイツ産の有機穀物から作られた天然酵母を併用してパン作りしている。素朴で質感のしっかりした生地が美味しい。そしてまた、オリーブドゥリュックのグリーンオリーブやデンマーク産のクリームチーズなどの具材も素晴らしい。木立ちに囲まれた古民家をリノベしたお店の雰囲気も素敵でした。





【2021/3/7(sun)】玉ねぎたっぷりのシュウマイ。餡を皮で包む単調な作業は心頭滅却の境地に通じます。焼売は餃子と比べると皮を閉じる必要がないので包み作業は一層シンプルです。ちなみにレシピはさほど複雑ではありませんが、それぞれのお店とかお宅の味付けや調理方法の個性みたいなものが出ますよね。そして餃子もそうですが、自家製が一番美味しいと思います。蒸し器やせいろがなくても、フライパンにクッキングシートを敷いて焼売を並べ、シートの下に水を入れることで蒸し焼きにすることもできます。


【2021/3/14(sun)】リクルートに勤めていた25年間の名刺を整理しようと週末に一枚一枚手に取った。新卒採用、通信回線およびスパコンシェアリング、売れるしくみおよびBPR提案、ナレッジパラダイス、映像制作および放送、北米ミニコミ誌、カーセンサー、ゼクシィ、健康保険組合とさまざまな業界・分野に携わった中で、一貫して強く伝わってくることはトップアプローチを是とする文化。そして特に営業でお世話になった会社は、ご縁をいただいた方への懐かしい気持ちと共に、先様の社名から一層リアルに当時が蘇る。ヨミ表文化のなせる技だろうか。風の時代を迎えて、事業のあり方がフラットで流動的な方向に加速している中、今これらの方々と縁するとどんな化学反応が起こったか考えたら楽しくなって、分類して整理を終えた(笑)


【2021/3/18(thu)】六本木から神谷町、虎ノ門、新橋へと歩く。泉ガーデンも愛宕神社もソメイヨシノはまだこれから、河津桜が満開です。新虎通りはコブシの花が満開です。







ネギ、きゅうり、もやしを、ごま油とゴマ、塩昆布で和えたやつ、めっちゃ美味しい ٩(ˊᗜˋ*)و これぞ名脇役!


【2021/3/20(sat)】中高の生徒手帳6冊が、懐かしいもの入れてる箱に入ってた。名鉄バスの定期券や図書館の貸出カード、父の健康保険証の写しとかも挟まってた。手帳のコンテンツは、校歌や三綱領、生徒会規約、生徒心得、学園略史、職員住所録、月影から一枚起請文や念仏など一連のおつとめなど盛り沢山の内容。カレンダーのページには、定期テストや部活の予定、友だちの誕生日とかいろいろ書き込んである。


KALDIで「発売から10年、ずーっと変わらずNo.1」のPOPをつける、レッドウッド シャルドネ。ワインは圧倒的に赤をいただきますが、白にすることもあります。この一本は700円を切るお値段でコストパフォーマンスがめっちゃ良いです。そしてレッドウッドは20年ほど前、リクルート時代に事業撤退案件で出張した思い出の地です。厳しい局面の仕事でしたが、当時のシリコンバレーには転職された旧知の方もいらっしゃって、懐かしい再会の機会もありました。一緒に食べたスペアリブがめっちゃ美味しかったこと、肉眼で見たゴールデンゲートブリッジが写真とは次元の違うスケールの大きさだったこと、そして現地従業員の方々が事業撤退の判断に涙する姿が忘れられない思い出です。


【2021/3/21(sun)】日曜日は嵐のような風雨が終日続いたので、積み上げられていた本を精力的に読んだ。この本は実名で登場する多くの方々が懐かしくもあり、一気に読み終えた。三部構成の第二部はリクルートが情報通信分野に進出して江副さんが情報誌から情報サービスに向かうビジョンを掲げた頃で、ちょうど僕がリクルートに入社した頃と重なる。当時の社長は江副さんだったが、僕は入社後も5年ほどは名古屋勤務だったので江副さんとの直接の接点はほぼない。インターネットや携帯電話すらない時代、全社マネジャー会議は全国からマネージャーが出張して一堂に会して開催されていたが、その折の会議や宴席の様子を上司から伝え聞くことで僕の江副さん像は強烈な輪郭が作られている。僕が東京に転勤したのは平成に入ってからであり、既に江副さんはリクルートの経営にはいらっしゃらない。その後も僕は20年以上にわたってリクルートに在籍するのだが、常にカオスな状況にありながら強烈なリクルートのDNAが伝承されていることと、一方で徹底的に経営変革しようとするアンバランスさみたいなものを感じていた。それは幕末から明治に向けて、日本が国を守る大義のもとに尊王論と攘夷論が結びつき、公武合体に至り、井伊直弼の大老政治、そして開国・倒幕・大政奉還・維新を迎える激動の時代の印象と重なる。走りながら考えている感じであり、過去の判断や経緯に縛られることなく常にその時その時でベストを追求する、アジリティの高い集団のなせる業だ。歴史を振り返るとき、そこには語り手の視点が存在する。が、その時代その時に現実に起きていることは複雑極まりないし、各々の意図に反した結果が生まれることもあり、だから辻褄が合わないようなことや解釈できないようなことも日常的に起きている。渦中にいる人の数だけ物語はあるのだ、というようなことを感じた。


【2021/3/25(thu)】会社界隈の桜が見頃です。満開にはもう一歩って感じですが、ソメイヨシノのピークは週を持ち越すほど長続きせず、あっという間に葉が出ちゃいますからね。タイミングって大切ですよね。ちなみにセレンディピティに恵まれる最大の要素はまず行動することに尽きます。外山滋比古氏の『乱読のセレンディピティ』とか、めっちゃ共感します。そして「セレンディピティ」という言葉は、『セレンディップの3人の王子』というペルシャ童話から来ているそうです。 






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