2019年11月24日日曜日

名古屋市立飯田小学校の同級生と呑み

11/13
健康診断で六本木ミッドタウンへ。ビル前の広場で「カレー一杯無料でご提供しまーす」の声がけと共に映える系カレーのチラシを配ってたので、腕ピンピンに差し出して受け取る。本日開店のTOKYO MIX CURRY 六本木、オープン記念の無料クーポンプロモーションでした。アプリでオーダー、待ち時間なしのピックアップ式。カレーの”ウリ”は小麦粉・添加物不使用、トマトとたまねぎをベースに塩と油をギリギリまで抑えたヘルシーさ。チキンカレーがベースの「たっぷり野菜」に納豆や半熟たまごなどのトッピングも追加しましたが、無料クーポン限度額の850円に収まりました。それぞれの具材を順に味わった後は少しずつ混ぜ合わせて風味の変化を楽しみ、お店の方とあれこれお話しながら美味しくいただきました。ピックアップメインですが、店内に小さなイートインスペースもあります。

名古屋市立飯田小学校の同級生と呑みました。45年ぶりというか、6年間同じクラスになったことないし、クラブ活動とかも違うので、小学校時代は名前を知る程度の間柄。が、共通の知人を介してその存在を知り、この機会に至りました。彼は僕の前職であるリクルートとお仕事で緊密な関係に長年携わっていることもあって、小学校時代の共通の話題はほとんどないとは言え、リクルートの共通の知人を取り巻く話題で話が尽きません。同じく小学校の同級生で僕の結婚披露宴で司会をしてくれた和成くんから始まり、仲人をお願いした西健さん、以前一緒にゼクシィ営業してて現在は彼の会社で営業推進の任に就いている桃ちゃん、同じくゼクシィを共に盛り上げて現在は人財領域で彼と縁がある信二郎さんなどなど、第三者を話題に夜が更けるまで仕事観を語り合いました。お店ではリクルート時代に大変お世話になったこのお店のオーナーでもある福田さんとご一緒させてもいただき、そういえば福田さんのご実家も我々の小学校の近所だ!とまたこれ盛り上がりました!


 11/14
たまねぎ揚げたやつ、大好き。下にはグルグルのソーセージ、美味しい。ステーキサンドとかオリーブとか、バーをベースにしたお店のフードメニューはまあまあ心やられます


 11/16

瀬戸で田代の鰻を食べた。江戸前とは一線を画す地焼きの香ばしさ、でも肉厚でふっくら。なんて素敵な仕事なんでしょう!ちなみに僕は名古屋で生まれたけど、父母は共に瀬戸の出身。「瀬戸の花嫁」で有名な瀬戸内海の方ではなくて、陶器の瀬戸物で有名な尾張の瀬戸です。小さい頃はよく家族で瀬戸に出向き、お祭の記憶はもっぱら「せともの祭」です。その瀬戸の鰻の老舗、田代は予約不可。なんだけど、11:30開店のお昼に向けて朝9時頃から現地で順番を予約できる整理券配布のようなシステムに今はなってる。ある意味事前予約以上に過酷かもしれない。夕方は16時スタートで持ち帰りのみ。こっちにしようと思い、とは言え売り切れてたら嫌なので電話で確認。「16時に持ち帰りを買いに行こうと思うのですが、ふらっと行ったら売り切れで買えないってことはないですか?」を尾張訛りのイントネーションを入れて問う。地元民であることをやんわりと主張することで、店のオヤジがカタブツ者だった場合のための薄ーい予防を盛り込んだつもり。すると、電話で注文しておいてくれれば準備しておくと、想定外の鰻のような柔軟な対応ぶり。ってことで、長焼の大(一匹半)をお願いしました。夕方に受取りに行くと、もう店のあたり一帯が恐ろしくいい匂い。店に着いて通りに面した炭火台から立ち昇る白煙の中に身を投じると、鰻のタレが炭火に滴って醸しだす少し煤けたような香ばしい香りに包まれて、昔懐かしい鰻屋の軒先に佇んだ時の至福のひとときにタイムスリップする。炭火台の奥手には長年注ぎ足して使っていると思われるタレの大壺。そこに焼き上がった串刺の蒲焼を幾度も幾度も浸しては炭火台に乗せるを繰り返す。品物はお店の中で奥さまから受け取る。「今日はもう終わりにするから一切れサービスしといたよ」と言われ、「ありがとーー」と「が」のところに強いアクセントを置く名古屋弁で謝意を伝える。包みを開いたら注文した大(一匹半)は三切れなんだけど、四切れ入ってる。なんてステキな瀬戸の蒲焼。ありがとうございます!

 11/17


 11/21
明治神宮で『大嘗祭を祝う集い』に参加しました。本殿参拝の後に、参集殿で食や皇室に造詣が深い方々の強い思いのお話をたっぷりと伺い、感銘を受けました。いろいろな先生の個性あふれる知見に基づいたお話がありましたが、おっしゃっていることは本質的に同じところに向かっているように感じました。それは、日本の伝統的な食、それは日本の風土や文化・道徳的なものの捉え方に至るまでの長い歴史で培われた民族性に根差した食、その尊厳と独自性は守るべき云々というレベルではなく、それこそが国民としてのアイデンティティなのだという主旨です。食の安全・安心を通り越して「日本の食」という次元のお話でした。厳かな和太鼓演舞や神楽歌舞があり、出展者のお料理をいただいたり即売品を買い求めたりと楽しい催しもありました。ユニマルシェも取り組みをアピールさせていただき、ご縁が広がる機会をいただけたこと、たいへん感謝しています。









 11/22
『大嘗祭を祝う会』でご縁いただいた大松農場の大松秀雄さんと卵の話に。「六本木にお勤めなら六本木ヒルズ・けやき坂テラスの『bricolage bread & co.』の卵はうちが出してるから食べてみて」ということで、早速いただいてみた。まず食事の前に運ばれてきたコーヒーが美味しい。コロンビアの豆ってことでフルーティ、そしてちょっと酸味を感じる。コーヒーの酸味ってちょっと尖った後味が口に残ることが多いけど、これがめちゃまーるい。食事は「アリスの半熟目玉焼き、沖縄豚TESIOハム、パンドミのトースト」を。トーストは、食感のすばらしさは言うまでもなく、大地を感じる小麦本来の風味が強く主張してきます。テシオのハムはモルタデッラでしょうか、豚トロの肉感とペッパーのさわやかさが複雑な旨味を醸し出しています。そして千葉県大松農場の卵の目玉焼きは、塩や胡椒の味に埋もれている一般的なそれとはまったく異なり、卵そのものの味がします。滋味を味わいといて感じる黄身と淡白な白身の個性が自然のものとして調和している感じです。あと、パンに塗ってあるマヨネーズ?がとってもフルーティな味わいで、いい仕事をしていました。食材のそれぞれがのびのびと育ったと感じるような複雑で深い味わいを持っていながら、オーケストラのように個の高いスキルが全体として調和することでより高い極みに到達する、まさにunite the valuesの境地を感じました。あ、お皿も素敵でした。ちなみに『bricolage bread & co.』は西麻布の超有名店『レフェルヴェソンス』の生江シェフが、朋友であるル・シュクレクールの岩永シェフ、フグレンコーヒーとともに手がけたお店です。パンを買ったことはあるのですが、ダイニングは初体験です。



 11/23
先だって参加した『大嘗祭を祝う会』で、出羽庄内特産の板垣弘志代表が有機玄米100%で試作したお餅を10粒500円で分けていただいた。作り立てだからか、焦げ目がつく前にあっという間に膨らむ。ねーーーっとりした餅にパリッとした海苔と醤油の香ばしさ、そして玄米独特のぷちぷちした食感が加わって、ステレオタイプな焼き餅のイメージを揺るがす。玄米は硬かったりパサパサしてると敬遠されることがあるが、餅は左にあらず、醤油や海苔なしで食べてもめっちゃ美味しいです。一粒50円のお餅と考えるとお安くはないが、この経験をシェアできる代金が500円と考えると、すごく安く感じる。売り場では「有機玄米100%のお餅はなかなかないので商品化してみたい」いう情熱話をあれこれうかがうこともでき、おまけにタダでもう一袋いただくご厚意に浴しました。


ユニマルシェ https://unimarche.jp のお歳暮『昆布じめ刺身詰め合わせセット』を家内宛に贈りました。ってことで、家族揃って久しぶりの手巻きずしを。赤身をはじめとしたお馴染みの寿司ネタは山葵に醤油ですが、こちらは塩ですね。粗塩をちょいとつまんでパラっとやっていただくと、昆布じめの味わいが際立ちます。国産の真だら、すずき、車鯛、ほうぼうを昆布でしめた”熟成刺身”は、魚介本来の旨味に昆布の旨味がしみ込み、贅沢でふくよかな舌触りと味わいです。毎朝、富山県魚津漁港から直送される鮮度抜群の魚介をその日のうちに身卸しをして、北海道の道南地方でとれる肉厚で幅も広い真昆布でしめる。魚の状態を見極め、その日の天気や気温を考慮しながら程よく旨味がでるようにつくるのはまさに”職人技”。熟成されることで魚の余分な水分を昆布で吸い取り、昆布の旨味を魚にしみ込ませる昆布じめ刺身は、江戸時代より伝わる伝統製法だそうです。


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