毎朝新橋から六本木一丁目まで通勤で歩くと、愛宕隧道を抜けて神谷町交差点に向かうあたりでカレーを仕込むめっちゃいい匂いがしてくる。スパイスカレー新海は、夜はバーとして営業するBAR新海のお昼の顔だ。メニューは、20種類以上のスパイスとハーブを使用した「チキンスープカレー」と17種類のスパイス・ハーブで作った「ポークキーマカレー」。どっちも食べたいので「2種の合いがけスパイスカレー」をオーダー。玉ねぎ、トマト、豚肉を煮込んだキーマカレーの複雑な香りとインパクトの強い味わいにガツン！とやられます。が、深い味わいが堪能できるのはお店一押しのスープカレー。ずっと食べていたくなります。そんなに辛さはないけど、スパイスが発汗を誘います。もっと辛くしたい人用に、卓上には辛味パウダーが用意されています。トッピングオプションのパクチーは別皿に盛ってもらい、ランチタイム食べ放題の自家製ピクルスとともにサラダのようにパクパク。めっちゃ満足度高かったです。大門にもお店あって、麻布十番薬膳カレーも同じグループだそうです。
レンジで蒸したじゃがいもとピーマンを炒めてかけポンとすりゴマで味付けしたやつ、めっちゃ美味しい。小松菜とタマネギを塩もみした後にザルで熱湯かけて湯がくようにした後、シーチキン、かつお節、醤油、酢、マヨネーズ、すりゴマ混ぜたやつもヘルシーでずっと食べられる。そして白出汁で作ったオーソドックスな出汁巻玉子は説明不要なおいしさ。片したかった野菜や玉子が一気に美味しく片付いて嬉しいです！
すっかり秋の風情だ。涼しくなると、旅に出て美味しいものが食べたい。（いつもだけど（笑））今一番食べたいのは醤油のカリッ、もちっとしたみたらし団子。名古屋ではオーソドックスだけど、首都圏ではお目にかからない。タレが餡状ではなく磯辺焼の感じ。『みたらし団子 醤油』とかでググっても名だたる名店は餡ダレばかり。そんな中、時折僕と同じ悩みを持った人の質問投稿があったり。でも有力な回答はなく、帰省時に食べるしかないのか？と思っていた。ら、その手のものは餡ダレのみたらしと区別するためか、『醤油団子』と標準語？では呼ばれていることがついさっき分かった。早速『醤油団子 東京』でググったら、コレコレー！の画像がずらりずらり。早く言ってよー、すぐにでも『醤油団子を訪ねる旅』に出たい（笑）
書棚を整理して見つけた三田誠広の『やがて笛が鳴り、僕らの青春は終わる』を再読した。ラグビー盛り上がってるし。主人公は大学生で青春真っ盛り、初めて読んだ時の僕は高校3年だった。三田氏の作品はこれより前に山藤章二さんが表示イラストを描いた『僕って何』を読んでいて、その印象でこの本は手に取った覚えがある。そしてこのモチーフを三田氏に投げかけたのは『野生時代』の見城 徹だったことがあとがきに触れられていた。
これです、僕の言っているみたらしは。サラサラ醤油ではなくて、ベタベタ醤油です。団子は5つ、串は団子を突き抜ける、これこそ名古屋のみたらしです。そしてお好み焼き。イカ肉玉子入りのメニュー一択、250円。ぺちゃんこのを二つ折りにして銀紙（アルミホイルより軟い）で包み、うす緑や薄ピンクの安っぽい包装紙に包んだやつ。これこそが僕のお好み焼きです。お世辞にも美味しいとは言えない、ちょっと貧乏くさささえ感じる。とは言え、強烈なノスタルジーの味わいなのです。地元で瑠璃光橋まで買い物に出たついでに杉栄町（僕的にはスズラン通りと言った方がしっくりくる）まで散歩がてら足を伸ばしてありつきました。
